
さて、メガドライブの3大RPGといえばヴァーミリオン・レンタヒーロー、そしてシャイニングフォース 神々の遺産と言われるのは周知の事実である。
筆者が子供の頃、身内が買ってきたこのシャイニングフォース1をプレイしたときの衝撃といえば、相当なものだった。
当時RPGといえばドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどが一般的だったが、戦闘シーンは基本的に二頭身のキャラがちまちまと戦うものが一般的だった。
しかしシャイニングフォースの戦闘シーンは3Dでよりリアルに描かれており、幼い頃の私に与えた影響は大きかったのだ。
その後、私が「最もハマったRPGといえばシャイニングフォースとヴァーミリオン」といえるほど、シャイニングフォースが好きになってしまった。
ストーリー(ネタバレ)


記憶をほぼ失っているが剣技は相当なもののようだ。
余談だが、この「記憶喪失で海岸に流れ着く」という流れは、シャイニングハーツなどの後の作品にも継承されることになる。



ゴングは近接攻撃と、ヒール・オーラを使いこなせるヒーラーでもある。
先に古の門にいってしまうと、仲間にする機会が後回しになるので、先に仲間にしたほうがよい。


当時としては最先端の、非常にリアリティのある戦闘シーンに魅了された人は多いだろう。


憤る娘騎士のメイ

その後、仇討ちのために仲間に。

そこで敵の大幹部であるミシャエラと出会う。

牢屋に投獄される主人公。

獣娘の僧侶でひ弱そうな外見だが、パワースティックを手に敵をガシガシ殴り倒していく物理アタッカーでもある。
習得魔法がヒールにオーラ2と優秀であるため、ロウを本陣におしこめ彼女がヒーラーのメインとなる。

しかしマナリナへは砂漠を超えていかなければならず、ゾンビなど強力なモンスターが控える前半の山場。

父が殺されたことを知り悲しむ彼女。その後仲間になる。


彼は初期ステータスが低いが、最終的には最強クラスの騎士へと育つ。
ただし育てるにはそれなりに覚悟が必要なほど弱い。
後にシャイニングフォース3にも出演するなど、開発としてはそれなりに思い入れのあるキャラクターのようだ。

お礼に船をもらえるということで行くと、ミシャエラと遭遇。ミシャエラドールとの戦いになる。

十分育った味方でないとダメージもとおり辛く、苦戦するだろう。

仕方なく、徒歩で北上していくことに。

絶体絶命の状態を辛くも抜け出し、物語は進む。

彼らは飛行できるキャラクターだが、耐久力が弱く扱いが難しい。
ただし飛行キャラは最終的には強くなるので、一人は育てたいところ。

戦力となる獣人ザッパも毒を飲まされ理性を失い、みずから牢獄に入った。
採石場に向かいルーンファウストを撃退しつつ、ザッパを治療するためのげっこうせきを入手しよう。
途中、アーチャーのディアーネが仲間になる。

その後仲間になったザッパだが、移動速度が早く、HP・攻撃力・守備力ともに最強クラスのアタッカーとなる。
このザッパの存在を知っていると「獣人は強い」という印象を強く植え付けられるのだが、のちのシャイニングフォース2や外伝などに登場する獣人は、ザッパほどの強さはなく肩透かしとなるだろう。
それほど、ザッパは強い。

数ターン事に極太ビームを発射する強敵であるが、橋のサイドに数人程度は避難できる隙間があるので、体力のないキャラクターは活用しよう。
このビーム系兵器は後の作品にも出てきており、シャイニングフォース2の花レーザー、シャイニングフォース3の飛行兵器などパターンは様々。

騎士はケン・メイ・ペイル・アーネスト・アーサーと数が多く、どのキャラを使うかは悩みどころ。
顎が出ていて変なイラストのペイルを使うかというと・・・笑
ただ彼は騎士の中では最強クラスに育つので、おこのみで。


ここに至るまで多くの敵を倒して消耗しているところに、強力なボスとの戦闘となる。


もう騎士いらねっってなってる頃だけど、キャラグラフィックは良いので使ってみるか・・・?となる。
けれども彼は騎士の中ではあまり強い方ではなく、HPも攻撃力も防御力も低い・・・。うーむ。

いよいよルーンファウスト大陸へ迎えることに。

幸い人魚に助けられ近くの島へいき、王様に修理を頼むことに。

どこも人手不足なんだなぁ・・・。


キャラクターの限界育成に興味がなければ、このあたりでレベル14程度になるので、転職してしまおう。
転職すると一時的にステータスが下がるため、転職後の武器を入手してからが無難。


バリュウは臆病で戦いが嫌いな性格である。育成もかなり難しく、このステージの開始地点に出てくるモンスターでレベル上げをしないと、のちの戦場ではダメージを与えることも難しくなるので、育成はこのステージで行おう。

ただ単純に攻撃力も非常に高いため、仲間がバタバタ倒れていく。厳しい戦いになる。
ステージ開始時に敵との距離が近いため、レベル20転職を目指す場合、このステージで経験値を稼ぐと良い。



デーモンキャッスル自体は後のシャイニングシリーズにも度々出てくる。

地形もあいまって魔法をくらいやすく注意が必要。

どうやら古の塔に集結し、謎の儀式を行っているようだ。


アレフはスパークを中心とした強力な魔法を覚える。トーラスはオーラ4を覚える唯一のキャラだ。

主人公マックスの兄はここで散る。
ちなみに、かつての肉親が敵幹部になり、最後に目覚めて死んでいくという流れは、シャイニングフォースネオ等にも受け継がれていく。
シャイニングシリーズの様式美とも言える。

アダムは主人公マックスやカインなどの古代人を補佐するために作られた機械兵。
寿命がないという設定の使いやすさからか、のちの作品にもタイプは違えどアダムというキャラクターが頻出する。

彼もまた後の作品シャイニングソウル等に登場する。

古代人としての過去の因縁を泉の女神より聞かされる。

最後の街で武器を揃えよう。


ダークソルの洗脳により狂っていく父親ラムラドゥ・・・
国がダークソルの手に落ちていき、自身の身も危うくなった娘は国を出て、助けを乞いにシャイニングフォースを尋ねるというストーリーだ。
非常に面白い追加ストーリーであるため、ファンなら入手してプレイしてみよう。

しかしその生命はもう・・・ダークソルを倒しに奥へ進もう。

コロッサスはブレイズ・スパーク・フリーズのそれぞれレベル3を放ってくる。
特にスパーク3は範囲が広く、ダメージも非常に高いので危険。

長きにわたる因縁を、ここで断つ!


中央の頭は非常に強力なダメージと広範囲のデーモンブレスを放ってくる。
体力が30近くもっていかれるので、普通のキャラならば2発喰らえば死亡だ。


・・・しかしカオスブレイカーが手から離れず脱出ができない。
最後に「・・・リターン!」と唱えるものの・・・。


ちなみにゲームボーイアドバンス版では、最も使い込んだキャラクターがこのシーンで叫ぶことになる。

ドミンゴを使い込んでいたのでドミンゴがヒロイン枠に(笑
ドミンゴはドミンゴとしか話せない設定になったため、「ドミンーゴー!」と理由のわからない状況に・・・。

所感
シャイニング・フォース1はシリーズのなかでも特に評価が高く、のちの作品に続いていくベースとなった作品。
記憶喪失の主人公、機械兵のアダム、カオスブレイカー(破邪の剣・フォースブレード)、ダークドラゴンなど、のちの作品にも同じようなパターンで出現する。
特にダークドラゴンさんは復活しては封印されての繰り返し。
うーむ、なんというか・・・「あっダークドラゴンさんチッスチッス!また封印するね!」というスタイルが、なんというか様式美になっていて笑えるのだ(*´∀`)
その後の作品について

さて、記念すべきシャイニング・フォースシリーズの1作目である。
この前にシャイニングザダクネスがあるが、こちらは3Dダンジョン形式のものなので、シュミレーションRPGタイプのシャイニングとしては1作目、といった方が良いか。
ちなみに、ダクネスも非常に面白いゲームなので、興味があればぜひ。
シャイニングシリーズはその後、外伝12ファイナルコンフリクト、そしてシャイニング・フォース3と続いていくが、どの作品もとてもおもしろく出来が良い。
ただし、シャイニング・フォース3はセガサターン末期の作品で、その頃にはプレステ2とのハード争いに敗北が確定していた時期のためあまり売れず、セガとしてはシャイニング・フォースシリーズの作風にテコ入れをしなければならないと判断したのだろう。
後にハードをプレイステーションに変え、シャイニングフォースネオ・ティアーズ・イクサ・ハーツ・アーク・レゾナンスと続いていく。
シャイニング・フォースネオは人気ゲームであるディアブロライクなゲームで、そのバランスはともかくかなり面白いゲームだったのでおすすめだ。
ティアーズ以降は人気絵師のTONY氏を起用してグラフィック・キャラクターおよび声優面では非常に高クオリティな作風となっている。
ただ、リスナー様から聞いた話だとシャイニング・フォース3までの作品を作っていたキャメロットとセガに確執が生じたようで、以降の作品は今までのシャイニング・フォースシリーズのようなシュミレーションRPGから一変し、3Dアクションが主体となった。
セガもシャイニングシリーズの扱いに困っていたようで、シャイニングフォースネオでは当時爆発的に流行していたディアブロ2をそのまま移植したようなスタイルになったかと思えば、次は3DのSDキャラが大群と戦う無双系、その後はまたシミュレーション系RPGに・・・と作風が安定せず、ファン離れを招いてしまった。
その後シャイニングハーツのアニメ化で一定のファンを獲得したが、なぜか次の作品であるブレイドではシャイニングハーツのヒロインが全員戦乱で虐殺されてしまった扱いになっており「あれだけアニメで推していたのに、どうして?」と首を傾げるシーンも。
その後、シャイニングアークでは既存のキャラクターとの絡みがほぼなくなったものの、ゲームとしてはかなりバランスよく遊べるようになった。
ただ、シリーズとしてはすでに既存のファンの多くは離れてしまったようで、半年をかけてシャイニングシリーズを遊んできて「あぁ、この迷走がシャイニングシリーズを事実上終わらせてしまったんだなぁ」と、いちファンとしてちょっと虚無感を感じたのだった。
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