
アークザラッド1・アークザラッド2と続けてプレイしてきたので、このまま続けてアークザラッド3をプレイしました。
以前からアークザラッド3の評判はあまりかんばしくないという話を聞いていたのですが、プレイすると案外それほど悪くはないな、という印象でした。
キャラクター

キャラクターは主人公のアレク、幼馴染のルッツ、カード使いのテオ、銃器使いのシェリル、魔法使いのマーシアなど。
ただこのゲーム「序盤がとにかく辛い」と言われるように、はじめはアレク・ルッツ・テオの「小僧3人組」で進行が進む。
3人共キャラクターに花がなく、髪の毛の色も似ていて似たようなキャラ3人で特徴があまりないな・・・という印象の中で進んでいくため、多くの人が「うーんキャラクターに魅力が・・・」と感じるのは否めない。
ただ、「はじめの10時間を超えるまでがきつい」と言われるように、10時間を超えたあたりからそれぞれのキャラクターの特徴が出始め、初の女性キャラであるシェリルも加わり、面白くなっていく。
キャラクターデザインをもっと特徴的にすればよかったのになぁと残念に思った次第。
アーク2はあれだけ特徴的なキャラばっかりだったのに、なぜ・・・と思ってしまった。

また、セリフがキャラクターが話しているように吹き出しで表示されるのだが、この時キャラクターのアイコンがどこにも表示されないため、小さなキャラクターが画面上でちょこちょこ動いているだけに見えてしまう。
主人公たちのキャラグラは戦闘画面やセーブ画面での小さいアイコンや、極稀に流れるムービーでしか確認できないため、キャラクターに愛着が湧きづらいのがもったいない気がした。
その点はスタッフも意識してか、小さいキャラが画面上で頑張って動いてはいるんだけど。
特徴
ストーリーの進行がギルドの依頼ベースで進行する

このゲームは一貫して「ギルドで仕事を受ける」→「イベントをこなす」というルーチンで進んでいきます。
一般的なRPGの場合、街の人と話をしてフラグを立てて、ダンジョンへいってレベル上げして・・・という流れだと思うのですが、これと比較するとかなり「窮屈」な印象を受けました。

ギルドでクエストを受けたあと、依頼人のところに行きクエストを受ける。
このクエストは様々な種類があり、
・モンスター討伐
・パズルもの(倉庫番や清掃など)
・お笑い系(敵のギャングとの戦闘や、歌や踊り)
といった感じ。
問題点としてはイベントによっては40分ちかく!も拘束されてしまうようなイベントもあり、とても大変でした。始めるには事前に調べてから挑みたいですね・・・。

アークザラッド2でおなじみの手配モンスター討伐もあります。
戦闘システム

戦闘システムは、シャイニング・フォースのようにキャラクターをターン制で動かしていくシステム。
このシステムはアークザラッド1~2でおなじみのシステムですね。

アークザラッド3で批判の一部としてあがるのが、「戦闘モーションが蛋白すぎる」という点。
ただこの点、筆者的には逆に戦闘がサクサク進んで好印象でした。
魔法のモーションもこの時代に有りがちな無駄に長い詠唱ものはなく、ストレスを感じない出来。
逆にアーク2のヘビーユーザーとしては蛋白に感じてしまうのも、まぁ納得。
問題点としては、敵が湧くマップが固定で、出入りすると再び敵が復活してエンカウントしてしまうという点。

敵の拠点や階層がややこしいダンジョンなどは、頻繁に敵とエンカウントしてしまうため、かなりのストレスを感じました。
ただそれで詰むというほどではなく、「ロブマインド」というMPを吸う、いわゆるFFのアスピルのような魔法があるんですが、この魔法、なんと
・確定でヒットする(アスピルやマホトラのように失敗がない)
・敵を問わずヒットする(誰に対しても確定でヒットする)
・自分の周囲の味方キャラクターにもMPを配分する
という超ぶっ壊れな魔法。

この魔法があるため、深層ダンジョンでもMP切れで詰んでしまうことはないため、ある意味安心。
ただザル調整だな・・・と思わざるを得ない笑
敵もあまり強くないため、武器・防具開発をせずとも拾った武器や店売りのアイテムで全然簡単にクリアーできてしまった。
この難易度だと、せっかく割と作り込んである合成システムも「使わなくってもいいか」という感じになっちゃうんですよね。
あとがき
ネットではとても酷評されているこの作品。
とにかくテンポが悪く、「やらされている感」が強い作品で、多くの人に受け入れられなかったのは納得。
特に「聖櫃を人間が作れるなら、アーク2ラストで世界を守るために死んでしまったアーク・ククルはなんのために死んだのだろう・・・」という怒りにも満ちたネット上の書き込みは、確かに・・・と唸らずを得ないところ。
ただ、ネットで言われているほど「簡単に聖櫃が作れた」わけでもなく、材料探しや精霊達との交渉、伝説の英霊との戦い、深いダンジョン探索などかなり大変な工程を経て聖櫃を完成させたので、まぁそこは書かれているほどはひどくはないと感じた。
ただ当時アークザラッドはアニメ展開もしており、キャラクターに対する強い思い入れがあるユーザーも多かっただろうから、悲しくなった人も多かったのだろうなぁ。

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