さて、メガドライブの3大RPGといえばヴァーミリオン・レンタヒーロー、そしてシャイニングフォース 神々の遺産と言われるのは周知の事実である。
筆者が子供の頃、身内が買ってきたこのシャイニングフォース1をプレイしたときの衝撃といえば、相当なものだった。
当時RPGといえばドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどが一般的だったが、戦闘シーンは基本的に二頭身のキャラがちまちまと戦うものが一般的だった。
しかしシャイニングフォースの戦闘シーンは3Dでよりリアルに描かれており、幼い頃の私に与えた影響は大きかったのだ。
その後、私が「最もハマったRPGといえばシャイニングフォースとヴァーミリオン」といえるほど、シャイニングフォースが好きになってしまった。
ストーリー(ネタバレ)
所感
シャイニング・フォース1はシリーズのなかでも特に評価が高く、のちの作品に続いていくベースとなった作品。
記憶喪失の主人公、機械兵のアダム、カオスブレイカー(破邪の剣・フォースブレード)、ダークドラゴンなど、のちの作品にも同じようなパターンで出現する。
特にダークドラゴンさんは復活しては封印されての繰り返し。
うーむ、なんというか・・・「あっダークドラゴンさんチッスチッス!また封印するね!」というスタイルが、なんというか様式美になっていて笑えるのだ(*´∀`)
その後の作品について
さて、記念すべきシャイニング・フォースシリーズの1作目である。
この前にシャイニングザダクネスがあるが、こちらは3Dダンジョン形式のものなので、シュミレーションRPGタイプのシャイニングとしては1作目、といった方が良いか。
ちなみに、ダクネスも非常に面白いゲームなので、興味があればぜひ。
シャイニングシリーズはその後、外伝12ファイナルコンフリクト、そしてシャイニング・フォース3と続いていくが、どの作品もとてもおもしろく出来が良い。
ただし、シャイニング・フォース3はセガサターン末期の作品で、その頃にはプレステ2とのハード争いに敗北が確定していた時期のためあまり売れず、セガとしてはシャイニング・フォースシリーズの作風にテコ入れをしなければならないと判断したのだろう。
後にハードをプレイステーションに変え、シャイニングフォースネオ・ティアーズ・イクサ・ハーツ・アーク・レゾナンスと続いていく。
シャイニング・フォースネオは人気ゲームであるディアブロライクなゲームで、そのバランスはともかくかなり面白いゲームだったのでおすすめだ。
ティアーズ以降は人気絵師のTONY氏を起用してグラフィック・キャラクターおよび声優面では非常に高クオリティな作風となっている。
ただ、リスナー様から聞いた話だとシャイニング・フォース3までの作品を作っていたキャメロットとセガに確執が生じたようで、以降の作品は今までのシャイニング・フォースシリーズのようなシュミレーションRPGから一変し、3Dアクションが主体となった。
セガもシャイニングシリーズの扱いに困っていたようで、シャイニングフォースネオでは当時爆発的に流行していたディアブロ2をそのまま移植したようなスタイルになったかと思えば、次は3DのSDキャラが大群と戦う無双系、その後はまたシミュレーション系RPGに・・・と作風が安定せず、ファン離れを招いてしまった。
その後シャイニングハーツのアニメ化で一定のファンを獲得したが、なぜか次の作品であるブレイドではシャイニングハーツのヒロインが全員戦乱で虐殺されてしまった扱いになっており「あれだけアニメで推していたのに、どうして?」と首を傾げるシーンも。
その後、シャイニングアークでは既存のキャラクターとの絡みがほぼなくなったものの、ゲームとしてはかなりバランスよく遊べるようになった。
ただ、シリーズとしてはすでに既存のファンの多くは離れてしまったようで、半年をかけてシャイニングシリーズを遊んできて「あぁ、この迷走がシャイニングシリーズを事実上終わらせてしまったんだなぁ」と、いちファンとしてちょっと虚無感を感じたのだった。
コメント 気軽にコメントの投稿をお願いします!