(MD)メガドライブレトロゲーム レビュー

シャイニングフォース1 神々の遺産 レトロゲーム ・#メガドライブ プレイ攻略

さて、メガドライブの3大RPGといえばヴァーミリオン・レンタヒーロー、そしてシャイニングフォース 神々の遺産と言われるのは周知の事実である。

筆者が子供の頃、身内が買ってきたこのシャイニングフォース1をプレイしたときの衝撃といえば、相当なものだった。

当時RPGといえばドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどが一般的だったが、戦闘シーンは基本的に二頭身のキャラがちまちまと戦うものが一般的だった。

しかしシャイニングフォースの戦闘シーンは3Dでよりリアルに描かれており、幼い頃の私に与えた影響は大きかったのだ。

その後、私が「最もハマったRPGといえばシャイニングフォースとヴァーミリオン」といえるほど、シャイニングフォースが好きになってしまった。

ストーリー(ネタバレ)

オープニングではルーンファウスト帝国が、各地の国を侵略し始めたというストーリーが語られる。
主人公のマックス(このときはひろしにしているが)は、海岸に半死半生の状態で流れ着いた。
記憶をほぼ失っているが剣技は相当なもののようだ。
余談だが、この「記憶喪失で海岸に流れ着く」という流れは、シャイニングハーツなどの後の作品にも継承されることになる。
主人公は王と謁見し、封印されている門付近の調査に向かう。
一人では流石に危険ということで、ラグ・タオ・ロウ・ハンスといった仲間たちを連れて向かうことに。
道中の山小屋でモンクのゴングを仲間に。
ゴングは近接攻撃と、ヒール・オーラを使いこなせるヒーラーでもある。
先に古の門にいってしまうと、仲間にする機会が後回しになるので、先に仲間にしたほうがよい。
門の調査に行くと、ルーンファウスト軍の末端兵が古の城への入口を探しており、戦闘になる。
シャイニングフォースで特徴的なのがこの戦闘シーン。
当時としては最先端の、非常にリアリティのある戦闘シーンに魅了された人は多いだろう。
門の敵を撃破するも、本国に帰る道中敵と戦闘に。
本国に帰ると、すでにルーンファウストに王様やバリオス様は倒されていた。
憤る娘騎士のメイ
王のなきがらの前で泣き崩れるメイ。
その後、仇討ちのために仲間に。
その後主人公たちは北上して金持ちの町へ。
そこで敵の大幹部であるミシャエラと出会う。
すでに国はルーンファウストの手に落ちていた!
牢屋に投獄される主人公。
僧侶のチップに助けられ、彼女も反抗軍のいち員に。
獣娘の僧侶でひ弱そうな外見だが、パワースティックを手に敵をガシガシ殴り倒していく物理アタッカーでもある。
習得魔法がヒールにオーラ2と優秀であるため、ロウを本陣におしこめ彼女がヒーラーのメインとなる。
舞台は第二章となり、マナリナのオトラント様へと謁見しようという流れに。
しかしマナリナへは砂漠を超えていかなければならず、ゾンビなど強力なモンスターが控える前半の山場。
マナリナでは殺されてしまった国王の娘アンリが。
父が殺されたことを知り悲しむ彼女。その後仲間になる。
オトラントさまと会い、記憶の泉の試練をうけることに。
その後、屋上で洗濯の騎士アーサーを仲間にしよう。
彼は初期ステータスが低いが、最終的には最強クラスの騎士へと育つ。
ただし育てるにはそれなりに覚悟が必要なほど弱い。
後にシャイニングフォース3にも出演するなど、開発としてはそれなりに思い入れのあるキャラクターのようだ。
その後街に帰るとテントにさらわれた子どもがいるので助けてほしいと町長より依頼される。
お礼に船をもらえるということで行くと、ミシャエラと遭遇。ミシャエラドールとの戦いになる。
ミシャエラドールはこの時点では高いHPと自動回復を備え、強烈なダメージをうけるフリーズをぶちかましてくる強敵。
十分育った味方でないとダメージもとおり辛く、苦戦するだろう。
その後報酬として船を受取にいくと、ミシャエラに船を焼かれてしまう。
仕方なく、徒歩で北上していくことに。
北上し寺院に向かうと、初めて敵の幹部であるダークソルに会う。
絶体絶命の状態を辛くも抜け出し、物語は進む。
鳥人のアモンとバルバロイを仲間にし、次の章へ。
彼らは飛行できるキャラクターだが、耐久力が弱く扱いが難しい。
ただし飛行キャラは最終的には強くなるので、一人は育てたいところ。
新たな町へ付くと、男はルーンファウストに奴隷として採石場に連れて行かれ、強制労働させられているようだ。
戦力となる獣人ザッパも毒を飲まされ理性を失い、みずから牢獄に入った。
採石場に向かいルーンファウストを撃退しつつ、ザッパを治療するためのげっこうせきを入手しよう。
途中、アーチャーのディアーネが仲間になる。
げっこうせきを元に作った薬で、ザッパを治療する。
その後仲間になったザッパだが、移動速度が早く、HP・攻撃力・守備力ともに最強クラスのアタッカーとなる。
このザッパの存在を知っていると「獣人は強い」という印象を強く植え付けられるのだが、のちのシャイニングフォース2や外伝などに登場する獣人は、ザッパほどの強さはなく肩透かしとなるだろう。
それほど、ザッパは強い。
その後森林地帯を抜けると、レーザーアイとの戦いとなる。
数ターン事に極太ビームを発射する強敵であるが、橋のサイドに数人程度は避難できる隙間があるので、体力のないキャラクターは活用しよう。
このビーム系兵器は後の作品にも出てきており、シャイニングフォース2の花レーザー、シャイニングフォース3の飛行兵器などパターンは様々。
戦闘後、騎士のペイルが仲間に。
騎士はケン・メイ・ペイル・アーネスト・アーサーと数が多く、どのキャラを使うかは悩みどころ。
顎が出ていて変なイラストのペイルを使うかというと・・・笑
ただ彼は騎士の中では最強クラスに育つので、おこのみで。
その後、列車の町を経て敵幹部の一人エリオット将軍と戦闘だ。
エリオット将軍は高いHPと攻撃力、防御力を備えた強敵。
ここに至るまで多くの敵を倒して消耗しているところに、強力なボスとの戦闘となる。 
その後、戦闘の跡地でバンガードが仲間に。このあたりで「もう騎士いらねっ」ってなる
敵の砦を攻略するため数人の仲間とともに特攻したアーネストを仲間に。
もう騎士いらねっってなってる頃だけど、キャラグラフィックは良いので使ってみるか・・・?となる。
けれども彼は騎士の中ではあまり強い方ではなく、HPも攻撃力も防御力も低い・・・。うーむ。
その後バルバザークを倒して船を入手。
いよいよルーンファウスト大陸へ迎えることに。
船がモンスターの攻撃により破壊され航行不可能に。
幸い人魚に助けられ近くの島へいき、王様に修理を頼むことに。
ここの武器屋と防具屋、王様がワンオペでまわしているらしく、店先に立つと王様が息を切らしてやってくる。
どこも人手不足なんだなぁ・・・。
バリアリーフの遺跡にてモンスターに進行を防がれてしまう。
修理してもらった船で、再度ルーンファウスト大陸へ向かおう。
キャラクターの限界育成に興味がなければ、このあたりでレベル14程度になるので、転職してしまおう。
転職すると一時的にステータスが下がるため、転職後の武器を入手してからが無難。
ルーンファウスト大陸へ上陸後、敵の幹部であるカインと会う。
ドラゴンのバリュウと出会う。
バリュウは臆病で戦いが嫌いな性格である。育成もかなり難しく、このステージの開始地点に出てくるモンスターでレベル上げをしないと、のちの戦場ではダメージを与えることも難しくなるので、育成はこのステージで行おう。
カインは暗黒の剣をもっているため、ソウルスチルによる即死に注意だ。
ただ単純に攻撃力も非常に高いため、仲間がバタバタ倒れていく。厳しい戦いになる。
ステージ開始時に敵との距離が近いため、レベル20転職を目指す場合、このステージで経験値を稼ぐと良い。
戦闘後、記憶を取り戻しつつあるカイン。
しかしダークソルの襲来を防ぐ形で、消滅。
その後は南下して敵の居城デーモンキャッスルへ。
デーモンキャッスル自体は後のシャイニングシリーズにも度々出てくる。
ミシャエラはスパークレベル2を放つ強敵だ。
地形もあいまって魔法をくらいやすく注意が必要。
神々の末裔の国で、ダークソルの話を聞く。
どうやら古の塔に集結し、謎の儀式を行っているようだ。
前の戦いで行方不明になっていたカインは、プロンプトの地下で治療されていた。
古の塔に向かうと、ダークソルとの戦いに敗れたアレフとトーラスが仲間に。
アレフはスパークを中心とした強力な魔法を覚える。トーラスはオーラ4を覚える唯一のキャラだ。
塔の最上階ではカインがダークソルに対し最後の力を使って力尽き果てる。
主人公マックスの兄はここで散る。
ちなみに、かつての肉親が敵幹部になり、最後に目覚めて死んでいくという流れは、シャイニングフォースネオ等にも受け継がれていく。
シャイニングシリーズの様式美とも言える。
プロンプトへ戻り地下の古代の道でアダムと会う。
アダムは主人公マックスやカインなどの古代人を補佐するために作られた機械兵。
寿命がないという設定の使いやすさからか、のちの作品にもタイプは違えどアダムというキャラクターが頻出する。
同じく古代人を補佐するために作られたケイオスシリーズとの戦闘。
彼もまた後の作品シャイニングソウル等に登場する。
泉でカオスブレイカーを入手。
古代人としての過去の因縁を泉の女神より聞かされる。
遂に物語も終盤。
最後の街で武器を揃えよう。
皇帝ラムラドゥ。非常に高いHPを持ち、即死級の攻撃を繰り出してくる強敵
ちなみにゲームボーイアドバンス版では、彼の娘が追加キャラクターとして登場する。
ダークソルの洗脳により狂っていく父親ラムラドゥ・・・
国がダークソルの手に落ちていき、自身の身も危うくなった娘は国を出て、助けを乞いにシャイニングフォースを尋ねるというストーリーだ。
非常に面白い追加ストーリーであるため、ファンなら入手してプレイしてみよう。
遂に洗脳が解かれた皇帝。
しかしその生命はもう・・・ダークソルを倒しに奥へ進もう。
奥ではコロッサス3体が待ち受ける。
コロッサスはブレイズ・スパーク・フリーズのそれぞれレベル3を放ってくる。
特にスパーク3は範囲が広く、ダメージも非常に高いので危険。
コロッサスを撃退し奥へ進むと、ついにダークソルを追い詰めることに成功!
長きにわたる因縁を、ここで断つ!
ダークソルを倒すと、その生命と引き換えにダークドラゴンが蘇る。
ダークドラゴンは頭が3体。
中央の頭は非常に強力なダメージと広範囲のデーモンブレスを放ってくる。
体力が30近くもっていかれるので、普通のキャラならば2発喰らえば死亡だ。
ラストは、主人公のファイナルアタックでキル。
その後、ダークドラゴンをカオスブレイカーで封印した主人公。
・・・しかしカオスブレイカーが手から離れず脱出ができない。
最後に「・・・リターン!」と唱えるものの・・・。
マックス以外は脱出できたが・・・どうやらマックスは取り残され海の藻屑と・・・。
ラストに主人公の名前を叫ぶメイ。
ちなみにゲームボーイアドバンス版では、最も使い込んだキャラクターがこのシーンで叫ぶことになる。
GBA版での名シーン。
ドミンゴを使い込んでいたのでドミンゴがヒロイン枠に(笑
ドミンゴはドミンゴとしか話せない設定になったため、「ドミンーゴー!」と理由のわからない状況に・・・。
その後エンディングの後に、アダムとどこかの農村へと流れつき、畑を手伝う・・・というエンド。

所感

シャイニング・フォース1はシリーズのなかでも特に評価が高く、のちの作品に続いていくベースとなった作品。

記憶喪失の主人公、機械兵のアダム、カオスブレイカー(破邪の剣・フォースブレード)、ダークドラゴンなど、のちの作品にも同じようなパターンで出現する。

特にダークドラゴンさんは復活しては封印されての繰り返し。

うーむ、なんというか・・・「あっダークドラゴンさんチッスチッス!また封印するね!」というスタイルが、なんというか様式美になっていて笑えるのだ(*´∀`)

その後の作品について

さて、記念すべきシャイニング・フォースシリーズの1作目である。

この前にシャイニングザダクネスがあるが、こちらは3Dダンジョン形式のものなので、シュミレーションRPGタイプのシャイニングとしては1作目、といった方が良いか。
ちなみに、ダクネスも非常に面白いゲームなので、興味があればぜひ。

シャイニングシリーズはその後、外伝12ファイナルコンフリクト、そしてシャイニング・フォース3と続いていくが、どの作品もとてもおもしろく出来が良い。

ただし、シャイニング・フォース3はセガサターン末期の作品で、その頃にはプレステ2とのハード争いに敗北が確定していた時期のためあまり売れず、セガとしてはシャイニング・フォースシリーズの作風にテコ入れをしなければならないと判断したのだろう。

後にハードをプレイステーションに変え、シャイニングフォースネオ・ティアーズ・イクサ・ハーツ・アーク・レゾナンスと続いていく。

シャイニング・フォースネオは人気ゲームであるディアブロライクなゲームで、そのバランスはともかくかなり面白いゲームだったのでおすすめだ。

ティアーズ以降は人気絵師のTONY氏を起用してグラフィック・キャラクターおよび声優面では非常に高クオリティな作風となっている。

ただ、リスナー様から聞いた話だとシャイニング・フォース3までの作品を作っていたキャメロットとセガに確執が生じたようで、以降の作品は今までのシャイニング・フォースシリーズのようなシュミレーションRPGから一変し、3Dアクションが主体となった。

セガもシャイニングシリーズの扱いに困っていたようで、シャイニングフォースネオでは当時爆発的に流行していたディアブロ2をそのまま移植したようなスタイルになったかと思えば、次は3DのSDキャラが大群と戦う無双系、その後はまたシミュレーション系RPGに・・・と作風が安定せず、ファン離れを招いてしまった。

その後シャイニングハーツのアニメ化で一定のファンを獲得したが、なぜか次の作品であるブレイドではシャイニングハーツのヒロインが全員戦乱で虐殺されてしまった扱いになっており「あれだけアニメで推していたのに、どうして?」と首を傾げるシーンも。

その後、シャイニングアークでは既存のキャラクターとの絡みがほぼなくなったものの、ゲームとしてはかなりバランスよく遊べるようになった。

ただ、シリーズとしてはすでに既存のファンの多くは離れてしまったようで、半年をかけてシャイニングシリーズを遊んできて「あぁ、この迷走がシャイニングシリーズを事実上終わらせてしまったんだなぁ」と、いちファンとしてちょっと虚無感を感じたのだった。

コメント 気軽にコメントの投稿をお願いします!

タイトルとURLをコピーしました