
大三元レンズ欲しいよ~ォ!

クソデカ高額レンズは素人では持て余すぞ
カメラ機材選びの分岐点
機動力か描写力か

カメラ環境を整えようと思った時、自分の撮影スタイルによってどのような環境を整えるべきかを考える必要があるでしょう。
私の場合はシャッターチャンスを逃さないために「いつもカメラ環境を手元に置いておきたい」関係上、
・程よく安い
→高いレンズ等は盗まれたり壊れると心理的にダメージがでかい
・機動力
→持ち運び安さと撮影チャンスは反比例の法則があるため。
・一応何でもやりたい
→広角・ポートレート・接写・野鳥撮影・星雲撮影・月撮影などあらゆる状況に対応したい。
を目指してカメラ環境を整えました。
大三元・小三元は選択肢から外れる

フルサイズ一眼を持っている場合、やはり欲しくなるのが大三元・小三元レンズですね。
メーカーのf2.8通しの大三元、f4の小三元は描写力が素晴らしく、筆者も今回の選定にはやや外れますが超望遠レンズのSONY SEL200600Gを保有しています。
ただやはりこれらのレンズは重い&高いため、普段カバンの中に入れて持ち歩くというのはちょっとキツイ。頑張ってSEL200600Gをカメラに付けて持ち歩いていた時期もありますが、カメラと合わせて3kgもの装備はかさばるし、盗難や破損が怖くて持ち歩かなくなっちゃいました。
最強の汎用レンズ
SONYのeマウントではカカクコムで常に最上位に位置するタムロン28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)
このレンズは本当におすすめですね。このレンズを本体につけていれば、接写から200mmまでの望遠まで、それなりにこなせるまさに万能レンズです。
描写力も広角側はかなり良いですし、なにより575gと軽い。
しかも広角側f2.8とかなり明るいレンズで暗所の室内撮影から星雲撮影までそれなりにこなせるので、とりあえずこのレンズを購入しておけばほぼ問題ないです。
野鳥撮影はちょっと厳しい

しかし、このレンズの場合は200mmが限界。野鳥撮影の場合最低限400mm程はないと厳しいですね。
特にホオジロなどの雀サイズの野鳥の場合、400mmでフルサイズいっぱいの距離まで近寄れることはほぼなく、正直400mmでは力不足を感じます。
白鳥や鳶などの大型の野鳥なら十分なんですけどねぇ。
あとやはりあくまで便利ズームなわけで、テレ端もワイド端も画質はそれなり。また200mmまで伸ばせるとはいえ、テレ端の画質はかなり落ちるのは便利ズームなので仕方ないですね。
古の名玉に頼る!
そこで登場するのが、伝説のミラーレンズ「ミノルタ レフレックス AF500mm F8」。
通常、ミラーレンズはオートフォーカスが効きませんが、世界でこのレンズのみ、なんとオートフォーカスが効きます!
またaマウントをEマウントで使用するためのアダプターである「LA-LE5」というソニー純正アダプターに対応しているのも嬉しい。
このレンズ、ミラーレンズということで被写界深度が狭く、マニュアルだとピントを合わせるのがかなり難しいのですが、AFが普通に効くので問題なし。
F8とかなり暗いのですが、実際はF6.7程度らしくそれほど暗さを感じません。
α7IVではEVF電子ビューファインダーなので暗さを感じませんし、出てくる絵も全然普通です。
LA-LE5が88g、AF500が665gで合わせて760g程ですが、この重量でフルサイズの500mm焦点距離を確保できるのがすごいですね。
また中古だと1万円弱なので、マウントアダプターと合わせて30000円で500mm超望遠環境が揃ってしまいます。
またミラーレンズなので構造上色収差が発生せず、これにより超解像ズームと非常に相性がいいのも嬉しいです。
2倍程度まではかなりの解像度で仕上げてきますので、筆者はよく1000mmほどの焦点距離で野鳥を撮影していますよ。
広角での星空撮影は厳しい

28-200mmは万能レンズですが、広角側の28mmというのはわりかし狭いです。
星空を撮影する場合、12~20mmほどの超広角レンズを使用するのが一般的です。
またf2.8というレンズの明るさは星空撮影をするにはやや暗く感じます。
ただ、12~20mmでf2.8より明るいレンズというと選択肢が限られてしまい、また高額になってしまうのが難点でした。
そこで筆者は「まぁそんなに広角側も撮らんし適当に安くフィルターも共有できるヤツがええやろ~」と安易に選んだのが、Tokina FiRIN 20mm F2.0 FE MF
このレンズ、20mmという広角で、かつf2.0とかなり明るいレンズ。
元は16万円もするレンズですが、MFで扱いに癖のあるレンズということで、タイミングよく15000円という安さで入手しました!
20mmは広角では狭いですが、f2.0以下という明るさで更に14mmという選択肢になるとGやGMレンズということになっていきますので、金額が跳ね上がり15万~となってしまう。
そんな高級レンズを適当に持ち歩くのはちょっと・・・。
また、12mmや14mmといったレンズになると出目金のようにレンズ球体が飛び出してしまうため、28-200mmで使用するようなレンズ前につける平型のフィルターが使えなくなってしまいます。
反面、Frin 20mmは28-200と同様に平型のフィルターがレンズ前に付けられます。
28-200mmはフィルター系が67mmで、Frin 20mmは62mmですが、この程度の違いの場合は62-67mmアダプターで違和感なくフィルター共用できるのが嬉しい。
コンデジと連携して超望遠常用

筆者は別にG9Xという1インチセンサーのコンデジを持っています。このコンデジは1インチなので画質はスマホ以上、28-84mmとそれなりに標準ズームレベルのズームもできるので、日常使用にはもってこいですね。
上のミノルタ レフレックス AF500mm F8を使うときは単焦点なので、コイツに近距離を任せます。
ただまぁ84~500mmの間を埋めることができないので、ここは問題ですがね。
まとめ:それなりのレンズをそれなりに使うのもアリ
一眼レフ・ミラーレスとなると本体は数十万、レンズも数十万の価格になりがちで、どうしても高額な趣味になってしまいますよね。
ただ基本的に高額なレンズ=光学的に性能が高い=どうしても重くなるという関係性があるため、画質をある程度それなりに押さえて、軽さややすさを取るというのも一つの方法かなと思います。
筆者は別にSonyの200ー600mmも所有しておりますが、光学的な性能は素晴らしいですが、やはり2kgを超える重さのレンズは常用は難しいですよね。
便利ズームをつけてカメラを常に携帯し、シャッターチャンスをものにするというのがよいと思います。

高いレンズは重くてでかいのねぇ

筋トレはすべてを解決するぞ!
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